バックパックの旅⑤~カサブランカ(モロッコ)~

海外旅

迷路のような旧市街を散策

おはようございます。5日目の朝。

朝食はバイキングです。

オレンジジュースはここでもやっぱり美味しい。

朝から美味しい食事に満足げなコンタ1号

今日はカサブランカの街を散策しましょう。

ホテルを出てハッサン2世モスクへと向かます。

途中、迷路のように入り組んでいるエリアが旧市街(メディナ)

こちらを通って行きたいのだけど、感覚だけで進んでは絶対迷子。

Google Mapだけが頼りです。

マラケシュのメディナとも違った雰囲気ですね。

マラケシュよりも観光客が少ない印象。

観光客よりも地元民が多いのかな?

フルーツを売っていたり、

野菜を売っていたり、

パンを売っていたり。

さすがパンをよく食べるというモロッコ。

売り方が半端ない。

いろんなお店を見ながらどんどん進んでいくと、

あれれ?迷った?

Google先生がうまく反応しない・・・

なんだか雰囲気が怪しくなってきてないかい?(汗)

スラム街的な雰囲気になってきたのですが・・・・(冷汗)

直観的に長居をしてはいけない気がしたので、とにかく大通りを探しましょう。

少々早歩きで立ち去ります。

暗くなってからは絶対に来ちゃいけないエリアであること間違いなし。

なんとか大通りに出ると、カフェらしきお店を発見しました。

休憩がてら入ってみましょう。

お水とエスプレッソを注文。10DH(約150円)

さっきのエリアはちょっと雰囲気怖かったね、なんて話をしながらゆっくりしていると・・・

もぞもぞとみなさん動き始めましたけど・・・?

今度はなんだなんだ?!

マットをひいて、みなさんこっちを見て立ってますけど、これって、もしや・・・

お祈りの時間?!

そう、ここモロッコはイスラム教の国。

イスラム教といえば1日5回決められた時間に礼拝を行わなければなりません。

礼拝の時間は太陽の位置によって決まり、国や地域によっても異なります。

特に金曜日が特別な日ということで、集団礼拝を行うために皆さんモスクに集まるらしい。

もちろんモスクへ行けない人たちもいるわけで、そんな人たちは、道路や駐車場、お店など様々な場所で行うんだとか。

そして、正午の礼拝が最重要とのことなんだけど、

あれ?今日って金曜じゃない?

しかも今はお昼の12時過ぎ・・・。

気が付けば、道路にもたくさんの人たちがマットを引いてお祈りを始めてる。

このエリアはカサブランカでは一番有名なハッサン2世モスクの近くだからか、かなりの人が集まっています。

絶妙なタイミング。

しかも、よりによってコチラ側がメッカ方向なんかいっ(笑)

えっとぉ~、なんだか気まずいんですけど・・・(汗)

お祈りの真ん前でこんな感じで座ってるのよ。

なんかゴメンナサイ。

イスラム教徒以外の人が他にも数人普通に座っていたとはいえ、圧倒的少数派だったので、この雰囲気に慣れていないコンターズ は気まずさMAX。

礼拝が終わるのをただただ静かに待つのでした。

圧巻のハッサン2世モスク

礼拝の終了を見届けたところで、本日の目的地であるハッサン2世モスクへ向かいましょう。

カフェから5分ほど歩くと、ハッサン2世モスクミュージアムに到着です。

こちらのモスクは、モロッコでイスラム教徒以外が入ることを許される数少ないモスクです。

ただし内部を見学するにはガイドツアーに参加する必要があるとのこと。

もちろん参加するっしょ。

ツアー開始時間まで少々時間があるようので、モスク周辺を散策してみましょう。

ミュージアムの脇を通るとミナレット(塔)が見えてきました。

真っ青な空に白いミナレットがとても美しい!

高さ200m超のミナレット。圧巻。

そして前の広場がめちゃくちゃ広い。

ニカブを着た女性たちを見ると、ここはイスラム圏なんだなと実感。

初めて眺める大西洋にもテンションが上がりますね。

そろそろ見学の集合時間になりますので、ミュージアムに戻りましょう。

ミュージアムのカウンターでチケットを購入します。

140DH(約2000円)

宗教施設だけどまあまあお値段するのね(苦笑)

ぞろぞろとモスクへと向かいます。

重厚感のある扉ですね。

中に入ると、英語・フランス語・スペイン語のグループに分かれて待機します。

コンターズ  はもちろんEnglishチーム

英語もダメだけど他の言語はもっとダメ。

ある程度集まったところでガイドさんについて移動します。

モスクについて解説してもらいます。

さすが日本人。正座して聞いてる(笑)

そして、なにやら掛け声みたいな練習が始まりました。

ガイド「ヤラヤラ!」

皆  「ワッハ!」

よく意味がわからないけど、一緒に言ってみる。

「ヤラヤラ!」「(手を挙げて)ワッハ!」

どういう意味なのか最後までわからず・・・。

説明が終わると移動してまた説明が始まり、最後に掛け声。謎。

それにしても礼拝堂がとても広い!

東京ドーム2個分の広さらしい。

前国王ハッサン2世が国中から腕利きの職人を集めて、1986年から8年もかけて造られました。

膨大にかかった建設費の多くは国民の寄附なんだとか。

礼拝堂には巨大なシャンデリアがたくさんあって、一つの重さがなんと1200kg!

落ちたら大変そうですね。

ここから先は神聖な場所の為、立ち入りNGとのこと。

窓から見えるのは大西洋

光が入ってくる様子が神秘的

地下に行くと沐浴場となっています。

お水が出て、礼拝前にここで体を清めるらしい。

そしてこちらがトイレの入口

入口も立派だけど中も素敵。

壁一面が素敵な模様になっていました。

どこを見てもとても美しい造りです。

今まで、モスクといえば日本の東京ジャーミイ(代々木上原にあるイスラム教寺院)のモスクしか見たことがなかったので、壮大さと美しさに感動しきりでした。

モロッコ最後の夕食は何食べる?

さて、ハッサン2世モスクを見た後は、昨日行けなかった中央市場へ行きましょう。

タクシーで帰りたいのだけど、上手く乗れるかな?

モロッコは基本交渉の国。もちろんタクシーも交渉です。

メーターが壊れていたり、そもそもなかったりすることが多いらしく、先に料金を聞いて納得した上で乗り込む必要があります。

ちょうどモスクを出た場所にタクシーが停まっていたので、声をかけてみよう。

「中央市場まで行きたいんですけどいくらですか?」

「50DHでいくよ」

う~ん、絶対相場より高いよな~。ネット情報では15DHくらいの距離のはず。

とはいえ、500円くらいしか違わないなら、面倒なので「OK」と言って交渉成立。

数百円のためにいちいち交渉するなんて面倒だし、払ってしまえって感じ。

では中央市場までお願いします。

運転手さんは、ここには行ったか?あそこには行ったか?と観光させようと一生懸命話しかけてきます。

ウザい国だから仕方がない。

追加料金を取られてしまったらたまらないので、真っすぐ向かってもらうようにキッパリとお断り。

そして中央市場に到着。

ほとんどのお店は閉まっていたけど、このお店だけは開いていたので入ってみましょう。

座るとすぐに唐辛子?が出てきました。

なんだろう。お通し的なものなのかな?

激辛というほどでもなく、かじって食べても大丈夫そう。

そしてお決まりのモロッコのパン。

このパンはいろんな場所で見かけます。

AUBERGINE GRILLE 10DH(約150円)

茄子のグリル。大きな茄子で食べ応えがあって美味。

茄子をペーストにしたようなものも一緒に出てきました。(頼んだっけな・・・?)

そしてまたしても・・・

TAJINE VIANDE 50DH(約750円)

お肉のタジン鍋

美味しくないタジン鍋ってないの?って思っちゃうくらいどのお店も美味しい。

FRITURE MIX 80DH(約1100円)

エビ・イカ・さかなのフライ

やっぱりどれも激ウマ!!

今日もたらふく食べました。

モロッコって猫が多いという噂は聞いていたけど、あちこちに猫がいっぱい。

猫好きにはたまらないでしょうね。

こんなところで本日も終了です。

コンタ2号、何だか鼻がズルズルし始めたぞ・・・・

やはり昨日の温度変化にやられたか?

ホテルに戻ってBodyTalk Accessでなんとか乗り切りましょう。

今風邪なんか引いたら大変ですもの。

ちなみに、この旅でBodyTalk、扇風機の次に大活躍したのがこちら。

梅エキス。

青梅の果肉を煮込んで作ったエキスで、万能薬とも言われています。

コンタ2号は子供の頃、祖母お手製の梅エキスをよく舐めておりました。

コンタ2号「風邪ひいた」

祖母「梅エキスでも舐めろ」

コンタ2号「お腹痛い」

祖母「梅エキスでも舐めろ」

と、何かあれば梅エキス。

そんな子供時代を知らないコンタ1号がたまたま買ったのがこちらの梅エキス。

今回の旅行のために買ったわけではなかったけど、これは持って行くしかないっしょと荷物にインしてきたのです。

万能薬ですもの。

こんな感じで持参したお箸で舐めるというのがこの旅中の日課。

お味はもちろんめちゃくちゃ酸っぱい!

風邪ひきそうだから多めに舐めなさい!と無理やりコンタ1号から渡されて、酸っぱさに悶えるコンタ2号

そんなやり取りでキャッキャ騒ぎながら1日が終わるのでした。

本日のブログはこの辺で。続きは次のブログへ。