バックパックの旅③~マラケシュ(モロッコ)~

海外旅

モロッコ人はパンがお好き!?

おはようございます。3日目の朝。

「朝食は上の階だよ」と言われたので行ってみると・・・

なんと屋上。

めちゃくちゃ景色がいいじゃないですか!!

褐色の世界が広がります。

しばらくするとジャムやらバターやらオリーブやらが運ばれてきました。

次にパンやクレープが続々と運ばれてきます。

とにかくモロッコ人はパンを食べるらしい。

クレープのようなものは「ムサンメン」

表面はパリパリしていて、そのままでも美味しいけど、チーズやはちみつと一緒に食べるとさらに美味しい。お菓子にもなる感じ。

黄色っぽい丸いのが「バグリール」

表面に穴がポツポツ開いていて、パンケーキみたいな感じ。

こんなところで食事ができるなんて幸せだな~と、コンタ1号

おかずらしいおかずは、卵くらいなんですが、それでも大満足。

最後にミントティーを飲んで終了。

これがモロッコの一般的な朝食なんだとか。

マラケシュの街を散策しよう!

午後には45℃を超える暑さになってくるので、早いうちに散策しに行きましょう。

まずは、ホテルから歩いて15分程度「Palacio da Bahia」バイア宮殿へ。

門をくぐると、小さなチケット売り場があります。

100DH(約1400円)

中へ入りましょう。

バイア宮殿は、19世紀末にモロッコ宰相の邸宅として建てられたもの。

宮殿名の「バイア」はアラビア語で「美しい」「輝かしい」という意味があるんだとか。

ちなみに、宰相は4人の妻と24人の側室がいたらしいのだけど、中でも一番寵愛していた第三夫人の名前もバイアというらしい。

4人の妻と24人の側室って、どんな生活なんだか・・・(苦笑)

中庭にはたくさんの樹木が植えられています。

そして、よく見ると繊細な彫刻が。

天井も素晴らしい。

モロッコのアルハンブラ宮殿といわれるらしいのだけど、それもわかる気がする。

タイル張りの噴水もまた美しい。

とても見応えある場所でした。

さて、次へ行きましょう。

しばらくフラフラと歩いてみましょう。

見たことのない香辛料?がズラリと並んでいたり、

今まで訪れた国にはない、独特の雰囲気。

あぁ、アフリカにいるんだなあと実感。

自由というか開放的というか、どことなく懐かしさがあるというか、上手く言葉では表せない感覚。

自分の全てを受け入れてくれそうな街。

この街好きだな~、とコンターズ

歩いているとアグノウ門に到着。

アグノウ門は12世紀に造られ、現存する門で最も古いもの。

スルタンが宮殿に行くために通る門として造られたのだけど、死刑に処された罪人の首をさらす場所でもあったのだとか。

門の脇をしばらく歩きます。

現在11時。ホテルを出て1時間半程度しか経っていないのだけど、暑さがヤバい・・・。

このままでは熱中症になってしまいそう・・・。

どこか涼む場所を探さねば。

カフェかな?と思って近寄ってみたものの、イートインはできそうだけどクーラーなんかあるわけもなく。

そして、よく見てみると…

ハエが凄い(笑)

う~ん、ここはやめておこう(笑)

さらに15分程度歩くと、クトゥビーヤ・モスクへ到着。

中に入ることはできないけれど、外から見るだけでもとても美しい。

高さ約70mのミナレットはマラケシュのシンボル的存在。

もっとじっくり見たいという気持ちとは裏腹に、暑さが限界・・・(汗)

日差しに弱いコンタ2号は熱中症寸前。

日陰を探すも日陰がなかなかない。

水分を摂りたいけどペットボトルの水は飲み干してしまった。

危険信号点滅中。

さあ、とにかくホテルへ・・・。

限界を迎えそうなコンターズ は、フナ広場でなんとか水分補給のオレンジジュースをGET

ゴクゴク・・・。

うま~~~~~~~~~~~~!!

おそらく、この時のオレンジジュースは人生で一番美味しいオレンジジュースとなったに違いない。

あぁ、生き返る感覚。

マラケシュでオレンジジュース屋さんがたくさんある理由がなんとなくわかる気がします。

ホテルへ戻り、小一時間休憩した後、ランチへと向かいます。

ホテルから歩いて5分程度の場所にあるレストラン「Tanjia secrets」へ

とても可愛らしいお店です。

もちろんこちらもエアコンはないのだけど、お店の方がとても親切で扇風機をガンガンに回してくれました。

快適。

まずは、Lemon juice with mint and ginger (30DH:約430円)で水分補給。

ミントがいっぱい入っていて見た目も可愛らしい。

Beet salad with cheese (60DH:約860円)

ここまでビーツがたくさんのサラダなんて食べたことない。

どんなお味かな?

凍ったビーツがシャキシャキとしていて結構いける。

そしてモロッコといったらタジン鍋でしょう。

Chicken tajine (80DH:約1,150円)

クスクスと一緒に頂きます。

美味しい!!

特にタジン鍋に入ったオリーブが美味しくて美味しくて。

オリーブってこんなに美味しいんだっけ?ってレベル。

そして食後はサービスのミントティー。

ミントティーはモロッコの名物で、どのお店でも出てきます。

砂糖で甘みをつけていて、とてもやさしいお味。

どれもとっても美味しくて大満足。

ラクダに乗って異世界へ

夕方からはモロッコで一番楽しみにしていたラクダツアーです。

「Get Your Guide」という現地ツアーのサイトで数日前に予約をしていたのだけど、口コミを見ると「最高な体験だった」という評価がある一方、「時間になっても送迎が来なかった」「ガイドが最悪だった」などなど悪い評価もあって、無事にツアーへ参加できるのだろうかと若干の不安が拭えない。

さて、待ち合わせ場所に向かいましょう。

ツアーはホテル近くまでの送迎はあるものの、メディナの内部には車が入れないので、広い道路がある場所まで行かなければなりません。

時間通りに来るのかな?

来なかったらどうしよう・・・

発見!この車らしい。しかもほぼ時間通り。

疑ってスミマセン(苦笑)

予約名を伝えて車に乗り込むと、続々と一緒に参加する人達が集まってきました。

何カ所かホテルを回ってピックアップしていくのですが、なかなか時間通りに来ない人がいたり、結構遅れても急ぐそぶりもなく、さらには申し訳なさそうにしていなかったりする様子が、まさに海外 (笑)

やっぱり日本人って真面目ですよね。

15人程度の参加者を連れて、いざ出発進行!!

時間は17時半。まだまだ外は暑い。

おそらく一番気温が高い時間帯。

車に乗れば快適かと思いきや・・・・

さすがに外気47℃の世界ではクーラーなんて効きやしない。

暑い。暑すぎる・・・・。

この旅では終始相棒となった無印良品のハンディーファン。

これにかなり救われました。

荷物に入れてくれてありがとうと、過去の自分に大感謝。

再び熱中症ギリギリのところで、車がとまり全員外へと誘導されます。

ここはどこなんでしょうか。

どうやらアルガンオイル協同組合らしい。

よくツアーの中に組み込まれているお土産屋さんに強制的に寄る感じのアレね。

中へ通され、みんなで座るように促されます。

オイルと一緒にパンが出てきました。

オリーブオイル、アルガンオイル、ピーナツバター入りアルガンオイルを食べ比べ。

アルガンオイルってそんなにクセがなくて食べやすいけど、ピーナツバター入りが一番美味しかったかな。

最後にお決まりのミントティー。

暑さも和らぎ小腹も満たされ満足満足。

一息ついたあとはアルガンオイルの製法について説明を受けます。

干したアルガンの実

アルガンの実から種子を取り出し、さらに「仁」を取り出します。

そして磨り潰しながら搾油します。

調子に乗って一緒にやってみるコンタ2号

再び出発。

砂漠っぽくなってきたけど、突然の砂嵐。

全く外が見えません。

感覚だけで運転しているドライバーさん、凄すぎる。

さらに30分程度車に揺られると、アガファイ砂漠に到着。

まだまだ風が強いので、とりあえずテントの中へ逃げ込みます。

とにかく砂が凄い。

中へ入ると、ミントティーでおもてなし。

風が弱まるまでしばし待機。

待ち遠しくて仕方がないコンタ2号

しばらくすると、これを着てと服を渡されます。

されるがままのコンタ1号

こんな感じに仕上がりました。

似合っているのか、似合っていないのか・・・。

あら?カダフィ大佐?(笑)

風が強すぎて前が見えていないコンタ1号

さあ、いよいよラクダに乗る時がやってきました!!

お世話になるラクダちゃんはコチラ。

ラクダに乗っていざ参らん。

現地の方がラクダを引っ張り、列になって進んでいきます。

なぜかコンタ1号が1番前に。

後ろに続くコンタ2号

実際に乗ってみると、高さもあるしとかなり揺れるしでまあまあ怖い(汗)

完全にアトラクション状態。

とは言えやっぱり最高に楽しい!

奇跡的にも曇っていた空が急に晴れて、沈む夕日を見ることができました。

どこまでも続く砂漠の先に沈む太陽がなんと美しいことよ。

20分程度ラクダに乗って、再びテントへと戻ると、ディナーが運ばれてきました。

タジン鍋

ツアーで出てくる料理だし、味は全く期待していなかったのだけど・・・

最高に美味しい!!

雰囲気も相まって、この旅で一番美味しいタジン鍋となったのは間違いなし。

ディナーの後はキャンプファイヤーです。

楽器の演奏に合わせて、

手をたたいたり、

踊ったり。

満天の星空の下、今までに経験したことがないほどのエキサイティングな夜となりました。

これだけの体験ができて約5,000円なんて、安すぎる!

絶対オススメ!!

再びピックアップされた場所まで送ってもらい、このツアーは終了です。

時間はもうすぐ0時。

終了時間が遅いなと思っていたけど、車を降りて納得。

まだまだ、マラケシュの夜は終わらないのよ。

フナ広場を通ってみると、0時過ぎても老若男女問わず人がいっぱい。

昼間の暑さを考えると、みなさん夜に活動するのかもしれませんね。

お決まりのオレンジジュースを頂いて、

興奮冷めやらぬままホテルへ戻り、明日へと備えるとしましょう。

ということで、本日はこの辺で。

続きは次のブログへ。