三陸鉄道で「あまちゃん」の世界
青春18きっぷの旅も8日目になりました。本八戸駅からスタートです。
「青春18きっぷの旅」とはいっているものの、フリー切符は使い切ったし、三陸鉄道は適用外なので、別途切符を購入です。
単なる「電車旅」っていうのが本当なんだろうけど、その辺はご愛嬌・・・。
天気も良いし、いい一日になりそう。
9時37分、久慈行きの電車に乗り込みます。
京都の東舞鶴から日本海側を北上してスタートしたこの旅は、青森をぐるりと回って現在太平洋側を南下する旅となっています。
車窓から広い広い太平洋を眺めます。岩手県に突入。
11時8分、久慈駅に到着。
あれ?ウニの中に何かいる?
久慈駅で三陸鉄道に乗り換えです。
三陸といえば「ウニ」。いろんなウニのものが売っています。
そして、久慈といえばNHKの朝ドラ「あまちゃん」の舞台となった場所。じぇじぇじぇ。
やっぱりウニ弁当はマストでしょう。
さっき朝食食べたばかりだけど、迷わずウニ弁当をお買い上げ。
レトロで可愛い電車がきました。「さんりくしおさい」らしい。
中はこんな感じ。
12時7分、久慈駅を出発。優雅なひととき。
まさにリアス式海岸という感じの景色が続きます。
そうこうしているうちに、アッという間に1時間が経ち岩泉小本駅に到着。
乗り換えのバスまで1時間半あるので、久慈で買ったウニ弁当をようやく食します。
ウニだ~~~~~~~~。
そりゃ美味しいに決まってる。
予想通り、とてもとても美味でございました。
「未来につなぐ希望の松」
さて、こちら岩泉小本駅は、2011年東日本大震災の際に津波の被害を受けた場所でもある。
震災後、駅舎と併設し「岩泉町小本津波防災センター」としてこのエリアの新たな防災拠点となっているとのこと。
時間があるので、少し海の方へ向かって歩いてみる。
いろんな場所にこんな看板があったりして。
あぁ、津波がこんなところまでくるのか・・・胸が痛くなる。
このエリアは津波の常襲地域になっていて、過去に2度も津波で壊滅的な状況になったことを受け、40年もかけて整備されたのがこの水門。
でもね、2011年の大地震ではこんな立派な水門までも越えてしまったのだ。
津波に耐えて1本だけ残ったこちらの松は、「未来につなぐ希望の松」として、小本地区の復興のシンボルとなっている。(陸前高田の「奇跡の一本松」とは別)
日本三大鍾乳洞「龍泉洞」へ
さあ、お次はバスに乗って龍泉洞へ向かいます。
14時35分のバスで出発です。
15時4分、龍泉洞に到着です。
山口の秋芳洞、高知の龍河洞に並び、日本三大鍾乳洞となっているのがこの龍泉洞。
どんな絶景が待っているのかな。
さっそく中に入ってみましょう。
中は結構ヒンヤリ。上着がないと寒いくらい。
写真には上手く入っていないけど、コウモリが結構飛んでいます。
洞内に棲むコウモリも一緒に国の天然記念物に指定されているとのこと。
いきなりこんな綺麗な青。一口飲むと寿命が3年延びるんだとか?
どんどん中に進みます。
うわ~
うわ~、幻想的~
龍泉洞は地底湖が特徴的で、3つの地底湖が公開されています。
まさにドラゴンブルー。なんて綺麗な青でしょう。
順路に沿ってどんどん進みます。
洞窟の中を上ったり下りたり、
上ったり下りたり、
洞窟探検してるみたいで楽しいね。
そして、再び地底湖。
青く澄んだ地底湖は、覗き込んだら吸い込まれてしまいそう。
洞窟に広がる青の世界を満喫したところで、外の世界へ戻る出口へと向かいます。
は~、楽しかった。
最終のバスに乗って再び岩泉小本駅へ戻りましょう。
17時26分、岩泉小本駅到着。
だいぶ日が落ちてきました。
前には夕日、後ろには月。同じ空なのにこんなに違う。
こんなに綺麗な空が見れるなんて、神様からのご褒美みたい。
さあ、本日のお宿がある宮古へ。
19時3分、宮古駅に到着。本日はこれにて終了。
今日もいっぱい自然の美しさと堪能したな~。
いよいよ明日は最終日。
ブログは9日目へ続く。
【本日の移動】
時間:250分(乗り換え時間除く)、距離:168.4㎞
本八戸~久慈 91分 59.4㎞
久慈~岩泉小本 67分 45.9㎞
岩泉小本~龍泉洞前 29分 19㎞
龍泉洞前~岩泉小本 29分 19㎞
岩泉小本~宮古 34分 25.1㎞