まずは八戸へ
青森で迎えたすがすがしい朝。今日も元気よく電車旅をスタートさせましょう。
第三セクターの鉄道では、基本的に青春18きっぷは使用できないのですが、この青い森鉄道には特例にがありまして、青森～八戸、八戸～野辺地を途中降車せずに移動した場合に限り、フリー切符が利用できちゃうんです。ありがたや～。
というわけで、10時46分青森駅発の青い森鉄道に乗って八戸に向かいます。
本日は5つ目のハンコです。
青森といえばリンゴ。本場のリンゴジュースはとても美味しゅうございます。
のどかな景色を見ながらのんびり電車に乗るなんて、なんて贅沢な時間なんでしょう。
そりゃあ、気持ちが良くて眠くもなりますよね。
コンタ1号
はすぐ寝ちゃうもんだから、コンタ2号
はおヒマモード・・・
12時19分、ようやく八戸駅に到着。
とりあえずは腹ごしらえに八戸名物のせんべい汁を頂きます。
八戸の祭り「八戸三社大祭」の山車が飾られておりました。
こちらは「虎舞」。
虎に頭を噛まれることで、無病息災のご利益があるそうな。
あら？噛まれる側じゃなくて虎側？
お次はバスに乗って根城を目指します。
15分程度バスに揺られると八戸博物館に到着です。
根城跡敷地内にある八戸博物館でお決まりの100名城スタンプ。
根城を築城した南部師行（なんぶもろゆき）公がお出迎え。
さっそく中に行ってみましょう。
とにかく広い。
あずまやがあったり、
空堀があったり。
残念ながら時間の都合上、本丸エリアには入れずに外から眺めるのみ。
柵の中が本丸です。
再びバスに乗り、八戸駅へ戻ります。
15時14分発の電車で下北駅へ。
下北駅からの最終バスに乗り込まないと本日のお宿にたどり着けないので遅れるわけにはいきません。
16時47分下北駅到着。
青森県むつ市。だいぶ北上してきたものだ。
さあさあ、バスに乗り換えです。
目指すは日本三大霊場「恐山」へ
なんと16時55分が最終バス。早い・・・。
そして目指すは日本三大霊場で有名な「恐山」！！
山道をどんどん上っていきます。
湖が見えてきたぞ。そろそろかな？
17時30分、恐山到着。
なんだ、この雰囲気は・・・・。
バスから降りた瞬間、硫黄の強い匂いが鼻をさす。
夕方という時間も相まって、独特な空気感。
今までに感じたことがない感覚。
湖のそばまで行ってみると、さらに強い硫黄臭。
独特な感覚を味わいながら、本日のお宿へ向かいます。
今宵は恐山唯一の宿坊「吉祥閣（きっしょうかく）」さんでお世話になります。
宿坊は菩提寺に隣接しているので、さっそく門をくぐって中へ。ドキドキ。
菩提寺は明日しっかりお参りするとして、とりあえずは遠くから「お世話になります」と手だけ合わせる。
宿坊といっても旅館のように大きくて綺麗な佇まい。
エントランスには「お願い地蔵尊」。
中もとても綺麗で広い。
すでにお布団が敷かれておりました。
二人で泊まるにはもったいないくらい広いお部屋です。
さて、お夕食は宿泊者全員で頂くとのことですので、さっしょく食堂へ。
コンタ夫婦以外に、10名程度の宿泊者がおりました。
年齢は様々。ご年配の夫婦や、一人旅であちこち回ってそうな若めの男性などなど。
お食事の前に「五観の偈」を唱えて合掌。（コロナ対策のためお坊さん以外は黙読）
さて、いただきます！
精進料理だけどとても豪華。
一口一口しっかり味をかみしめながら頂きましょう。
とても美味しゅうございました。
今までお世話になった宿坊の中で、一番豪華かも？
食事の後にもまた合唱があり、それぞれ箸を頂いて各々のお部屋に戻ります。
お箸は明日の朝食の際にも使用するため忘れずに持参とのこと。
テレビがない！？ 携帯の電波も繋がらない！？
お部屋にはテレビもなく、スマホの電波も入らない。
現在19時過ぎ。やることなし。
もはやジャンケンで遊ぶしかない。
ちなみに、テレビがないのは精神修行的な意味ではなく、すぐに壊れてしまうから。
そして、壊れてしまうのはスピリチュアル的なものではなく、単に硫黄が強すぎるから。
テレビは3か月程度で全部屋の交換が必要になってしまうらしい。
携帯は3か月、PCは6か月で故障してしまうとのこと。
常に部屋中に充満してる硫黄臭を考えると納得だ。
明日は6時半に朝のお勤めがあるので、今夜は早めに寝るとしよう。
温泉で旅の疲れを癒しましょう。
本日の旅はこれにて終了。
ブログは7日目へと続く。
【本日の移動】
時間：218時間 距離：218.1㎞
青森～八戸 93分 96㎞
八戸～下北 90分 106.9㎞
下北～恐山 35分 15.2㎞
