コンタ2号、腰はどうよ?
奈良の旅、2日目の朝。
コンタ2号の腰の具合はと言いますと、、、
あまり良くはないですね(汗)
部屋の中で動く分には何とかなるまでには復活しているのだけれど、
観光するとなるとさすがに難しい塩梅です。
普段のコンタ夫婦の旅は、移動が多く、同じホテルに連泊することがほとんどありません。
しかし、今回の旅は、たまたま奈良駅のホテルに3連泊する予定にしていたことが、不幸中の幸いと言いますか。
さすがに、チェックアウトの時間に追われつつ荷物を持って次のホテルに移動しなければならないというのは、今の状況を考えるとかなり無理がありまして、、、。
時間を気にせずにホテルでゆっくり休めるというのは実にありがたい。
とは言え、お部屋の清掃はしてほしいので、部屋を空けるべく、朝食(昼食?)をとりがてら奈良駅のスタバへと向かいます。
旧駅舎の建物がとても雰囲気ありますね。
朝食はスタバのフィローネ。
口の周りに何か付いてますよ?(小学生かっ(笑))
さあ、本日はどうするか作戦会議です。
ホテルからスタバまで250m程度なのだけど、なんとか辿り着くレベル。
こんな状態でどこへ行ける?
ここで、ふと思いつきます。
車椅子があれば見れるかもしれない・・・。
調べてみると、もともと行こうと思っていた奈良国立博物館では車椅子の貸し出しをしているじゃありませんか!
そんなわけで、さっそくタクシーで奈良国立博物館へと向かいます。
博物館で仏像の魅力に触れる
奈良国立博物館へ到着。
本日は仏像館以外が休館日。
でも一番見たかったのは仏像館なので問題なし。
お世話になる車椅子はこちら。
入口で係員さんに話してみると、親切に貸し出しをしてくれました。
さっそく中に入りましょう。
車椅子にさえ座れれば、快適快適。
笑顔が戻ります。
コンタ1号は将来の介護の予行練習ということで(笑)
仏像を見分けられるようになると、見るのがもっと楽しくなる!
大人の歴史講座「今田泰の余談ですがシリーズ」の「日本の宗教」でも扱いましたが、
仏像には大きくわけて4種類あります。
「如来」「菩薩」「明王」「天」
仏さまにはランクがあり、最も高いランクなのが如来。
悟りを開いた状態で、人々に仏の教えを説きます。
見分け方はとしては、頭のてっぺんがボコッと盛り上がっていて、パンチパーマっぽいもの。
アクセサリーを身に付けず、体に布を巻き付けただけのシンプルファッションです。
釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来などが有名。写真は薬師如来。
次は、菩薩。
悟りを開くための修行中の姿。
修行しながら人々を救済します。
修行しているインドの王子ブッダの姿であるため、首や腕、手首などにアクセサリーをつけていて豪華なファッションです。
千手観音菩薩、地蔵菩薩などが有名。写真は如意輪観音菩薩。
次に明王。
明王は、如来の教えに従わないものを説き伏せたり、悪や災いを打ち消す仏さま。
強い力を持っていることを表すために恐ろしい姿をしています。
特徴は、背後に全身を包み込むような炎があり、恐ろしい表情。
不動明王や愛染明王が有名。
写真は愛染明王(現物は撮影NGだったため奈良国立博物館のデータベースより)
最後に天。
天は、仏教を信じる人々を守ったり、敵から仏教を守るガードマン的な存在。
鎧をつけたり、上半身裸で筋肉隆々だったりするのが特徴。
剣を持ったりして武装しています。
大黒天・弁財天などの七福神メンバーや、帝釈天などが有名。
写真は増長天。
金剛力士像も特別公開されていました。ちなみにこちらも天。
大きくて迫力があります。
仏像も奥深いな。
さて、一通り見終わったところで帰りましょう。
と、その前に・・・。
コンタ1号も車椅子に乗ってみたいとのこと。
なんだか楽しそう。
外に出て、少し鹿さんと戯れます。
実は、本日8月7日は、コンタ2号のバースデー。
誕生日旅行という意味合いもあったのだけど、残念ながら車椅子。
でも、とても記憶に残る1日でコンタ1号の優しさも改めて感じ、
これはこれで素敵なバースデーになりました。
ブログは3日目へと続く。