泣いても笑っても最終日、目指せ三条大橋!!
ついにこの日が来ましたか。
宿場ではなく、ゴールのみを目指して歩く、この日が。
ただし、今日は東京に戻る日でもあるため、もしたどり着けなかった場合は、今回は旅半ばでの終了となり、次回へ持ち越しとなってしまいます。
泣いても笑っても今日が最終日なのです。
なんとかゴールしたい。あとは怪我だけはしないように・・・。
スタート地点に行く前に、朝食を・・・
ここで???(笑)
さあ、スタート地点に到着。
頑張るぞ~~~。
まずは、逢坂峠を越えます。
汗を拭き拭き、なだらかな坂を上って行きます。
逢坂山関跡
不破(岐阜県)、鈴鹿(三重県)と並び、平安時代の三大関所とされた場所だとか。
この関を越えればいよいよ京というわけだ。
看板に京都の文字が見えてきました!
あと11㎞!
急ぎ過ぎず、休憩もしっかりとりながら行きましょう。
いよいよ京都に突入です!
山科追分。京都の地に足を踏み入れました。
京都市にイン!最後の市境。
「京都市」の文字を見ると、なんとも感慨深いものがありますね。
だって、スタートしてから11年ですもの。
県境は東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、三重、滋賀、京都と7つの県境を越えてきたわけだけど、
市境となると、いくつ越えてきたのかしら。
そろそろお腹が空いてきたので昼食にしましょう。
山科駅近くの徳正さんでカレーを頂く。
卵の黄身が無料で付いてくるのは面白い。
上等カレーとお皿の文字通り、美味しいお味でございます。
お店の入り口に可愛らしいナスビが。
よく見ると、あちらこちらにナスビちゃん。
ここにも、
ここにも。
どうやら、京野菜の山科なすびがモデルのマスコット「もてなすくん」らしい。
まさにゆるキャラ。可愛らしいね。
お腹も満たされて、さあ行こう、というところだけれど、
時間に少し余裕があるので、食後のコーヒーといきますか。
さすが都。久々のスタバです。
いよいよラストスパート、そして感動のゴール!
午後の部、出発です。
この辺りからは、旧三条通とも呼ばれるらしい。
最後の峠に向かって歩きます。
あの峠を越えると、もう京都市街。
あと一息。
ここ日ノ岡峠は、最後の難所を言われたようだけど、歩いてみるとそんなに急勾配でもないみたい。
普通であれば楽々歩ける感じ。
とはいえ、今はちょっとした坂道も足にくる。
特に下りともなると足先へのダメージが半端ない。
座れるところがあれば、こんな感じで即休憩です。足弱。
あー、疲れた。
看板にも三条大橋の文字が見えてきましたよ。
三条大橋まであと2㎞!
最後のカーブを曲がります。
そろそろZARDの「負けないで」が流れてくる頃です。(24時間TV)
ここを曲がるとあとはひたすら真っすぐに歩くのみ!!
地図上にも三条大橋が入ってきました。
あと1㎞といったところでしょうか。
右手をみると平安神宮の大鳥居。
左手を見ると知恩院や八坂神社方面。
本当に京都まで来たんだなと改めて実感します。
はるばる歩いて来たんですよ。お江戸から来たんですよ。
三条京阪駅です。もう目前。
そしてついに目視で橋を確認!
(写真では見えにくいけど・・・)
24時間テレビではランナーが武道館へ入ってきたあたりでしょうね。
ゴールテープ目指して走ります。いや、歩きます。
そしてそして・・・・
その時が来た!!
いく度ものお正月に、今年こそは・・・今年こそは・・・と抱負に掲げていたその瞬間。
三条大橋!!!
ゴォ~~~~~~~~~~~ル!!
着いたぞぉ~~~~~~~~!!
街道歩きの大先輩、弥次さん喜多さんがお出迎え。
ずっと会いたかったよ。
ちなみに、「東海道中膝栗毛」で有名なこちらの先輩方、
結構ダメな奴、なんだよね・・・(笑)
だからこそ弥次喜多珍道中なんて言われるんでしょうけど。
私たちコンタ夫婦も、弥次さん喜多さんには到底かなわないけど、かなりの珍道中だったような。
日本橋から495㎞の長い長い道のりがこれにて終了です。
大津宿~三条大橋、19,255歩
おまけ
歩き切って疲れ切ったコンタ夫婦がまず向かった先は・・・
もちろんおやすみ処。
そしてご褒美を目の前に喜ぶコンタ1号
ホント、子供かっ!(笑)
実は、今回、三条大橋には着いたものの、肝心な橋自体が工事中という、ちょっと残念な状態でして・・・
もちろん橋は渡れるんだけど、写真の絵的になんだかね~。
天気もイマイチだし。
これは、また来なさいっていう神からの思し召しなのかもしれない。
それはつまり・・・中山道を歩きなさいってことなのか。
まだまだコンタ夫婦の珍道中は続いていくようだ。
完
東海道53次を歩き終えて
ふとした思い付きで始めたチャレンジが、こんなにも素敵な経験として心に刻まれるとは、当時の私たちは想像だにしなかった。
朝から日没までひたすら歩く。ただそれだけ。
ただ歩くだけだからこそ、とても贅沢な旅だったんだと思う。
東海道沿いで観光地になっている場所なんて、ほんの少しであることを考えると、
ほとんどの場所が、おそらく今回の旅がなければ一生行くことはなかったはず。
橋を越えた時に感じる街の空気が変わった瞬間や、耳に入ってくる方言が徐々に変わっていく様子、
日が昇り日が沈む様子を肌で感じる感覚。
それら全てが自らの足で歩いたからこそ感じることができる。
五感の全てで、旅を味わうことができた。
観光地のみを点で楽しむような旅行も、もちろん素敵だと思う。
でも、この点と点を結び線をなぞるような旅はもっと素敵だ。
自分が歩いてきた道が、日本地図で目に見えてわかるのは、とても感慨深い。
さあ、次はどんな旅をしようかな。
旧東海道53次 スタートからゴールまで
途中、データが消えてしまった部分があるため、ブログなし、日付不明部分多々あります。
第1日目 | 2012.9 | 日本橋~東神奈川駅 |
第2日目 | 2012.9 | 東神奈川駅~藤沢本町駅 |
第3日目 | 2012.9 | 藤沢本町駅~大磯 |
第4日目 | 2012.11 | 大磯~箱根湯本 |
第5日目 | 2012.11 | 箱根湯本~三島宿 |
第6日目 | 2012.12 | 三島宿~吉原駅 |
第7日目 | 2012.12 | 吉原駅~興津駅 |
第8日目 | 2013.5 | 興津駅~丸子宿 |
第9日目 | 2013.5 | 丸子宿~六合駅 |
第10日目 | 2013.5 | 六合駅~掛川駅 |
第11日目 | 2013.5 | 掛川駅~磐田駅 |
第12日目 | 2013.5 | 磐田駅~浜松駅 |
第13日目 | 2014.5 | 浜松駅~新居町駅 |
第14日目 | 2014.5 | 新居町駅~豊橋駅 |
第15日目 | 2014.5 | 豊橋駅~御油駅 |
第16日目 | 2014.11 | 御油駅~岡崎宿 |
第17日目 | 2014.11 | 岡崎宿~池鯉鮒宿 |
第18日目 | 2014.11 | 池鯉鮒宿~宮宿 |
第19日目 | 2015 | 宮宿~桑名宿 |
第20日目 | 2015 | 桑名宿~四日市宿 |
第21日目 | 2015 | 四日市宿~内部駅 |
第22日目 | 2023.4.1 | 内部駅~亀山宿 |
第23日目 | 2023.4.2 | 亀山宿~坂下宿 |
第24日目 | 2023.4.3 | 坂下宿~水口宿 |
第25日目 | 2023.4.4 | 水口宿~草津宿 |
第26日目 | 2023.4.5 | 草津宿~大津宿 |
第27日目 | 2023.4.6 | 大津宿~三条大橋 |
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