恐山で迎える朝 朝のお勤めへ参加
6時の館内放送での起床の呼びかけで目を覚まし、本日もスタートです。
昨夜はかなり早寝をしたので、6時半からのお勤めでも余裕の起床。
強制ではないですが、基本宿泊者は全員お勤めに参加します。
長い廊下を渡り、地蔵殿へ向かいます。
一般参拝の方は中に入ることができず、宿泊者のみが入ることができる場所。
中は撮影禁止のため、外観のみ撮影。
読経を聴きながら地蔵菩薩に手を合わせる。
宿泊者全員分の住所と名前が読み上げられ祈祷して頂く。
続いては、山門脇の本堂へ移動。
山門はすごい迫力ですね。
赤い屋根の建物が本堂なんだけど、外観はちょっと社務所っぽい雰囲気。
中に入ると、お参りの方が持ち込んだ遺影や人形、衣服などなど、様々なものがあり、地蔵殿とは全く違った雰囲気です。
地蔵殿が清々しい感じだとしたら、本堂は重々しい感じ。
地蔵殿が祈願・祈祷の堂であり、本堂は供養の堂であるとのこと。
その違いになんとなく納得。
ご先祖様への供養の読経が終わると、朝のお勤めが終了です。
宿坊に戻り、みんなで朝食を頂きます。
朝食もまたとても美味しゅうございました。
朝食のあとはチェックアウトまでは自由時間。
恐山を散策してみましょう。
恐山は地獄なのか?それとも・・・
「恐山」=「怖い」
少なくとも私のイメージはそうでした。
「イタコの口寄せ」があまりにも有名で、死者と対話をするなんて絶対におどろおどろしい雰囲気のはず・・・
ところが、実際はどうでしょう。
怖いどころかむしろ清々しい気持ちになる。
そんな不思議な感覚を持ちながら、参道を進んでみよう。
地獄へ足を踏み入れる そこには何があるのか
ゴツゴツとした岩だらけ。
観光客がほとんどおらず、静寂だけが広がります。
あちらこちらから硫化泉が湧き出しており、亜硫酸ガスで岩が焼けている様子が、まさに無間地獄。
この世のものとは思えない、今までに見たことのない景色。
こちらは恐山を開基した慈覚大師円仁のお堂です。
こんな地獄のような道をただただ前に進んでいく。
今生でそんなに悪いことをしたのかい?コンタ1号よ。
閻魔様でも出てくるのかしら・・・
急に目の前の景色が開けた。奥に見えるのは・・・湖?
吸い込まれるように進んでいくコンタ2号
ここは・・・
地獄じゃない・・・
極楽??
私たちはあの世にいるのか?死んだんだっけ?
そんな錯覚を覚えてしまうほどの景色。
水の綺麗なことよ。この青さよ。
地獄を抜けて辿り着いたこの場所は、極楽浜と呼ばれる場所。かな~り納得。
こちらの宇曽利湖は強酸性となっており生物がほとんど生きていられない。
強酸性に強いウグイという魚のみなんだって。
だからこんなに青いんだね。
いつまででもこの場所にいたいけれども、そろそろ現世に戻りましょうか。
戻り道もいくつかの地獄を通ります。
ようやく戻ってきました。
最後は六大地蔵に手を合わせて、恐山をあとにします。
あの世とこの世が交差する場所、あの世に一番近い場所、そんな気がしました。
さて、バスに乗ってお次の場所へ向かいます。
あれ?手に何か白いの持ってない?
やっぱりアイスを食べてる・・・。隙あらば甘いものを食べている。
下界に来たコンタ夫婦は次なる場所、「三沢航空科学館」へ
再び下北まで戻り、11時52分発の電車で三沢へ向かいます。
本日5個目のハンコ。青春18きっぷはラストのハンコです。
13時11分、三沢駅到着。ここからはタクシーで向かいます。
タクシーで15分程度で「三沢航空科学館」に到着です。
科学館の中は、いろいろな機体の展示エリアと体験エリアがあります。
外にもたくさんの機体がズラリとならんでおりました。
もちろんコンタ1号のテンションは上がっていくわけで・・・
それもそのはず。視線の先には・・・
隣が三沢基地なので、ガンガン飛んでいるんですよ。
F/A-18E ホーネット。
カッコいいけど、そろそろ電車の時間が・・・
まだ見るの?
まだ見てるの??
まだ~~~??
コンタ2号は若干呆れ気味。
名残惜しい気持ちを抑えて、そろそろ帰りましょう。
16時37分三沢駅発の電車に乗ります。
17時28分本八戸着。本日のお宿は本八戸です。
少々早いですが朝も早かったので、本日の旅はこれにて終了。
ブログは8日目へ続く。
【本日の移動】
時間:136分(乗り換え時間除く)、距離:127.6㎞
恐山~下北 35分 15.2㎞
下北~三沢 73分 85.9㎞
三沢~本八戸 28分 26.5㎞